05. 学ぶ
部屋に閉じ籠る彼に私は声をかける。
「勉強勉強って……外でだって学べることは沢山あるわ」
――だから、早く外に出ようよ。
そう言っても、彼は首を振る。やっぱり今日もダメか。
そう思いつつ、明日も私は声をかける。
(引きこもっている無口なキミへ)
(キミが思っている以上に世界は素晴らしい物なんだ)
(自ら心を閉ざさないで)
書いていくうちに訳が分からなくなったよ。誰か助けて。
手を伸ばしても無駄でも抗いたくなるんだよね。
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