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「ひゃー。今日の風強いー」 「零とか吹っ飛びそうな風だよな」 「分かる分かる。神ちゃん絶対吹っ飛ばされちゃうよね。軽そうだし」 「あいつ結構軽いからな。で、櫟に一つ聞きたい」 「何?」 「博也と颯太は何をしようとしてるんだ?」 「へ? ひーくんとそうちゃんどうしたの?」 博也と颯太はさっきから何故か向き合っている。そして、含んだ 笑みを浮かべている。 「颯太、風が強いな」 「ああ……」 「こういう時、することと言えば一つだ」 「勿論だ。いくぞ!」 「おうっ!」 二人は片手を広げ、叫ぶ。 「TMRごっこだぜ!!!!!!」 「……はぁ?」 「何してんだ手前ら」 俺と櫟は呆れた目で二人を見つめる。 「風の強い日といったら決まってるだろ!」 「その通りだ!」 「いやいや当たり前じゃないし。何なのあんたたち」 「さぁ! 櫟も!」 「紫苑も!」 「手前らとりあえず強風だけじゃなくて大雨も浴びてこい」 誰がそんなことをしろと (今日、雨が降らないのが残念ねー) (だな) ((馬鹿は風邪をひけばいいのに)) |